2008年2月11日月曜日

Spin-off

 spin-offとは副産物や思わぬ儲けを意味する。最近では映画などで主人公でない人をテーマとして作る映画などにもこの用語を用いる場合がある。日本映画では「踊る大走査線」から出た「交渉人 真下正義」 「容疑者 室井慎次」などがそれにあたる。
語学においてもSpin-offはある。我々は英語を学んでいるが一定のレベル、大抵中級の上の人に多いが、他の外国語が学びやすくなるのだ。ある程度成功を収めたら、2個、3個と連鎖していくのは言語においても同じだ。
英語は特に色々な言語とリンクしている。イギリスの言葉と言えども、ヨーロッパ言語の寄せ集めというか集大成のようなもの。インドヨーロッパ言語に属する言語なら、英語をある程度マスターした人であれば学習がしやすくなる。私もスペイン語を学んだときは学習の応用性だけでなく、言語自体の関連性から英語のスタートよりもはるかに簡単に感じた。
 最近は、英語の汎用性はヨーロッパ言語に限らない気もしている。音素の多い言語の学習において英語の音に慣れ親しんでいる人であれば、それが中国語であっても難しく感じないであろう。
 世界にはマルチリンガルと呼ばれる何ヶ国語も話せる人がいるが、私はこのスピンオフを利用しているのだと思う。ベースとなる一つの外国語をある程度ものにすれば、同時進行でもこのうような恩恵を得れるのではないだろうか。