2008年2月10日日曜日

児童英検

 今日は自分の主催するスクールで児童英検の試験を実施しました。児童英検は(財)日本英語検定協会の実用英語検定のジュニア版です。小学校でも積極的に活用しているところが増えているようですが、まだ英語スクールで受験する児童がほとんどです。
 テストはどうしてもPassive Competence (受動的語学力)の診断しかできない性質があるのでActive Competence(自発的語学力)は別の試験、たとえば面接試験などでテストをするしかないです。ただ、児童の場合は、母国語にしても言葉の発達段階において、受動的能力が最も伸びる時期なので、このようなテストは有効だと思います。現在、Bronze、Silver, Goldの三つのレベルがありますが実用英検ともリンクをしているのでSilverやGoldで英検の5級を受験できるかどうかも分かり英検へのモチベーションの高い児童には良いきっかけとなります。
 また児童英検は合否ではなくスコアで結果が出るので合否によるDemotivation(やる気をなくさせる)や不合格の場合の精神的なダメージも与えないので、プレッシャーのかからないテストであることも魅力です。最近はTOEICが人気がありますが、TOEICも合否でなくスコア診断方式のテストなので受験者が精神的に楽に受験できるのかもしれません。
 私はどんなテストも語学学習者にとって重要だと思います。テストのために英語をすることも、英語を習っていて力試しで受験する人もモチベーションやゴールができることは語学学習にとって大切です。語学は継続やつぎ込む時間が重要なファクターですが、それを支えるのは目標です。試験を目標にすることの論議は別として何かを達成する気持ちは語学にとって大事だと思います。