2008年3月17日月曜日

Hand down Japanese things in English

一昔前まで、英語=外国語文化でした。つまり、英語を習得し同時に外国の発達した技術・文化を取り入れることが目的とされていました。しかし、今この目的で英語を習得する人はほとんどいないでしょう。
なぜならば、海外の技術文化はすでに日本語として翻訳され日本で独自に発達し、むしろ日本が途上国だった技術でも今日本は先進国にあるからです。

一方逆の文化の流出は進んでないようです。つまり日本文化・技術の継承が英語で行われていない。もちろん、日本の文化は日本語で伝えるべきだと言われる方もいるでしょう。では、私たちは海外の文化や技術を英語で学んだのでしょうか?残念ながら海外には日本で英語を学ぶ人よりもはるかに少ない人しか日本語を話せません。その一部の人が正確に日本の文化や心を伝えているとは限りません。

日本の文化は日本人が守るという時代は終わりました。世界のみんなが日本の良さを知るべきです。そのためには、日本人の普通の人たちが英語で日本の良さを発信していかなければなりません。その目的ができれば、もっと英語への興味を出来てくるのではないでしょうか?

たとえば、社会の先生が外国人に日本の三人の武将について説明する英語を考えてきなさいという宿題を与えても良いのではないでしょうか?書道の先生が英語で外国人に習字をする方法を生徒たちに教えても良いのではないでしょうか?英語の先生は文法を教えなければならないという義務があってこのようなタスク系の授業ができないなら、他の科目の先生にやってみたらどうでしょうか?

日本人という遺伝子を残すことは限度があります。現に少子化で、日本人が少なくなるかもしれません。でも文化は他の文化に継承され生き残り、更には進化をする場合もあります。

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