2008年4月3日木曜日

A good teacher teaches students to teach themselves.

先日ある学校の先生の自宅を伺った際にアメリカの刺繍にされたある引用文が私の目を引きました。それにはA good teacher teaches students to teach themselves.と刺繍されたいたのです。私はこの言葉が言語教育のみならず全ての教育の原点であり教育の究極の方法と思いました。

我々教育者は時にinputをする機械のようになっていることに気づいていません。しかし、inputは自分でもできるのです。素晴らしい本や素晴らしい体験をすれば人は自然に学習していきます。教育とは子孫の生存の仕方を教えることです。親も先生も一生その子を見守り手を貸すことは出来ません。いつか自立をするのです。その自立の仕方を教えるのが教育と思います。

日本ではどうしてもwhatになりますが、本当はhowではないのでしょうか?何を学ぶかではなくて、どのようにして学ぶかをもっと教えるべきだと思います。

英語についてもこのことが言えると思います。週に数回のレッスンだけで英語が身に着くことは残念ながら非常に少ないケースです。私も含めて英語を日本で身につけた人は恐ろしいほどの時間とその独自の学習方法をそれぞれ開発した人たちです。幸運にも学習方法が的を得た人は身に付けている場合がありますが、不幸にもその方法が間違っていたり、自分にあっていなかったりした場合は同じ大量の時間を掛けても大きな成果を得ていない人も私は見ています。

もし、講師や教師が何を教えるかでなくどのようにして生徒が自分で効果的に勉強したらよいかを考えてあげたらもっとよい結果を得れるとおもうのです。たとえ結果がよいものでないにしても、一つの学習方法を身につけた人は、その後の学習や仕事にも応用していくと思うのです。

学び方を教えることは生き方を教えることにもなるのかもしれません。

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