2008年4月12日土曜日

Food for Body and Language for Soul

今日埼玉の教室のある入間市のFMチャッピーでゲストに呼ばれて、15分程度の短い放送だったが初めて公共の電波で自分の声が流れた。マイクとヘッドフォンをして話すのは緊張すると思ったが、意外に大丈夫でそれどころか楽しい気分になれた。

第二言語を教えながら、「話す」ということを時々考える。人間は何故話すのか?この疑問に正確に答えれる人はいないだろう。それは人間が考える動物だからなのだろうか?パスカルは「人間は考える葦」だと言ったが、考える動物や生き物は他にもいる思う。確かに、高度な動物は脳が発達し高度な言語を持つと思う。しかし、人間のように気持ちを伝えるために言語を使う生き物はいないと思う。

言葉を話して楽しくなれるのは人間だけではないだろうか?そうだとすると言葉は「心」の食事のように思える。食事は身体が求めるが、言葉は心のつながりを求めるのではないだろうか?しかもこの二つの関係はさらに相乗効果ももたらす。つまり、おいしい食事を楽しい会話をしながらとれば、身体も心も普通以上に満たされる。そして、身体も心も健康になれる。

逆に、マイナスに働く場合もある。十分な食事がなければ栄養失調になるし、十分なコミュニケーションがなければ孤独になり精神的な病気になる。バランスの取れない食事を家族の会話も無くとれば、だれもが身体だけでなく心も病んでしまう。

言葉が心への栄養だとしたら、どのような会話が人をより健全にするか研究すべきだと思う。アメリカには幸福を研究する人がいるが、心の健康のための会話学も研究されるべきだろう。

にほんブログ村 教育ブログ 英語科教育へ